1996-09-25 ArtNo.7736
◆<星>広帯域ネットワーク“シンガポールワン”構築
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)、シンガポール・ケーブルビジョン(SCV)、シンガポール電信局(TAS)の完全出資子会社シンガポール・コミュニケーションズ・インベストメンツ(SCI)は23日、国内の全家庭と全てのオフィスに広帯域マルチメディア・サービスを直接提供できる通信インフラ“シンガポールワン”の構築を目指し、合弁契約に調印した。
シングテルとケーブルTV経営会社SCVが各30%、SCIが残りの40%を出資、向こう2年間に2000万Sドルを投じて関係インフラを構築する。同インフラには政府部門と民間部門の個別のネットワークを単一のメガネットワークに統合する高速交換機や光ファイバー・ケーブル網が含まれる。コンソーシアムは同ネットワークを通じてエンターテーメント・オン・デマンド、教育、ホームショッピング、インターネット・アクセス等様々なサービスを提供できるが、具体的にどのようなサービスを提供するかは、市場の需要に応じて決定すると言う。TASのテオ・ミンキアン会長によると、パイオニア・クラブを設け、独創的なアプリケーションやコンテント・プロバイダーの誘致が図られると言う。(ST,BT,LZ:9/24)
|