1996-09-24 ArtNo.7732
◆<泰>EGAT、ディーゼル油パイプライン計画を放棄
【バンコク】タイ電力局(EGAT)はタイ湾とラトブリの発電所を結ぶディーゼル油輸送用パイプラインの敷設計画を放棄した。
EGATのキン・ウォンスリヤ副社長(エンジニアリング担当)によると、同発電所はミャンマーのヤダナ及びヤタグン鉱区から天然ガスの供給を受ける予定だが、緊急燃料としてのディーゼル油の供給を確保するため、パイプラインの敷設が計画された。しかし深水埠頭や貯油タンクの建設を含め、50億バーツを要するプロジェクトはあまりにハイコストで、またタイ石油公団(PTT)も緊急時には自動車輸送により必要なディーゼル油の供給を保証していると言う。
一方、ラトブリ発電所に低硫黄燃料油を供給する94キロのパイプラインはサムットソンクラン省ではなく、ペチョブリ省との間に敷設されることになったと言う。(BD:9/23)
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