SEAnews 1996-09-24 ArtNo.7724

【シンガポール】マイクロソフトは先週、最新のソフトウェア・サーバー“ＮＴ4.0”とクアライアント・オペレーティング・システム“ワークステーション4.0”を市場に投入したが、アナリストらはマイクロソフトのＮＴ4.0がノベルのネットウェア市場を急速に浸食するものと予想している。
データクエストのアナリストは、クライアント・オペレーティング・システムとしてのマイクロソフト・ワークステーションに対する高い評価を背景に、ＮＴがノベルの市場シェアを一層急速に浸食するものと予想する。それによるとネットウェアーはマイクロソフト・ワークステーションと互換性を有するが、顧客はクライアントとサーバーの双方に同じメーカーのオペレーティング・システムを導入することを希望するものと見られる。またアジアコネクトのレイ・チャン重役(CEO)によると、ＮＴはスケーラブル、低廉、シームレスなインターネット・アクセス等の点で優位に立っており、ネットウェアはＮＴほどシームレスではない。このためノベルがＮＴに対抗するのは困難と言う。しかし、ノベル・アジア・パシフィックの幹部は、世界のＰＣ－ＬＡＮユーザーの60％はネットウェアを使用しており、これらのユーザーがネットウェアの新バージョンにアップ・グレードするのは、ＮＴにアップ・グレードするより遥かに容易と語った。(BT:9/23)