1996-09-24 ArtNo.7723
◆<星>ユーテク、IT資源プールでコンソーシアム組織
【シンガポール】ユーテク・サイバーネティックス社は専門人材等の情報技術(IT)資源をプールするため、ユーテク・アジア・ソフトウェア・コンソーシアムの組織を図っている。
ユーテク・サイバーネティックスのハリ・グナシンガム重役(MD)によると、ユーテク・アジアは、急速に成長するエンタープライズ・コンピューティング領域における新スタンダードとなるアーキテクチャー・モデルを形成するとともに、ビジネス・システムをベースとしたIT(情報技術)製品やサービスの提供を目指す。同コンソーシアムは今年初に取り交わされた覚書に基づき今日(9/24)正式発足する。メンバーは現時点でインドの上場企業5社を含む6社(ユーテク・サイバーネティックス/マイクロランド/インフォシス・テクノロジーズ/マックメット・インディア/アショック・レイランド・インフォメーション・テクノロジーズ/BFLソフトウェア)で、更に募集活動を続ける。今日、誰もが企業ネットワークやシステムに注目、多くのイントラネットが相互に結合されつつある。そしてビジネスの新たな方式/システム/コンセプトが模索されているが、こうした領域がコンソーシアムの活動舞台となる。コンソーシアムのアラン・アブラハム取締役によると、ユーテックはシンガポールにおけるシステム・ナリッジ、マネージメント、マーケッティング・インフラを提供、インドのパートナーらは技術、経験、人材を提供する。グナシンガム氏によると、2000年までにITプロフェッショナルのプールを10万人規模に拡大する計画だ。1990年にシンガポール大学のリサーチ・サイエンティストらにより設立されたユーテック・サイバーネティックスのスタッフは当初の5人から140人に拡大、1995年の年商は1100万Sドル、今年は1600万Sドル、来年はその2倍を見込んでいる。(BT:9/23)
|