SEAnews 1996-09-23 ArtNo.7711

【コタ・キナバル】ラフィダ通産相は21日、東海岸工業回廊の経済開発を促進する奨励措置のパッケージを発表した。
この日サバ州工業合同委員会に出席後記者会見したラフィダ通産相によると、サバ、サラワク、トレンガヌ、クランタン、パハン、ジョホール北部から成る東海岸工業回廊に対する奨励措置のパッケージには、80％のパイオニア・ステータス、投資支出の80％に対する投資税額補助(他地域では60%)、輸出品原材料に対する輸入税免除が含まれる。しかし奨励措置だけでは不十分なことから、貿易開発公社(MTDC)等の機関が必要なインフラの整備を支援する。総理府経済開発局(EPU)はコタキナバル工業パーク等の需要に応じるため60ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電所を設けると言うサバ州政府の提案に検討を加える。また運輸省は半島からサバ州への貨物輸送がコスト高につながっている問題に検討を加える。また連邦政府及びサバ州政府の代表を含む専門委員会を設立、同州におけるインフラ整備等の問題を研究すると言う。(ST:9/22)