1996-09-23 ArtNo.7705
◆<星>サムスン、域内投資US$40億/スタッフも倍増
【シンガポール】韓国のサムスンは向こう5年間に域内事業に40億米ドルを投資するとともに、スタッフの数も3万人に倍増する。
シンガポール国立大学(NUS)における講演会でサムスンのMジン・ジャエホン社長兼CEO(アジア担当)が語ったところによれば、現地子会社の域内証券取引所への上場、大規模複合生産拠点の構築等を通じて域内生産総額を50億に引き上げる。目下同社はアジア(ASEAN/インドシナ/南アジア/オーストラリア)の12製造拠点に約10米ドルを投資、今年の売上げは86億米ドルが見込まれている。同社は2001年までに同売上げを200億米ドルに拡大する計画だ。これに伴い電子部門の営業額への貢献は現在の45%から60%にアップする。こうした投資資金は主に域内で調達され、その際はシンガポールの地域本部サムスン・アジアが主要な役割を演じ、この種の域内上場企業の主要株主を務める。資本金4400万米ドルのサムスン・アジアは既にマレーシアとタイの製造子会社に各25%出資、また韓国企業としては初めて経済開発局(EDB)から地域営業本部ステータスを認められている。(ST,BT:9/21)
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