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1996-09-21 ArtNo.7690
◆＜星＞タクラル、トゥアスにＳ＄２億ハイテク・パーク開発
【シンガポール】タクラル・グループはマレーシアとの第2リンクに通じるジャラン・アハマド・イブラヒム沿いの50万平方フィートの土地に2億Ｓドルを投じてハイテク工業団地を建設する。
カルタル・シン・タクラル会長が19日明らかにしたところによると、子会社のリム・マニュファクチャリングの所有地に設けられる同ハイテク・パークは、タクラル・グループにとって国内では2番目の不動産開発プロジェクトになる。完成後の賃貸面積は150万平方フィートで、開発に当たってはロジスティクスおよびＲ＆Ｄセンターとしての役割が重視される。一族持株会社のタクラル・ブラザーズ(Pte)Ltdが中心となり、国内のパートナーと合弁で開発を進める。6～8カ月以内に着工、2年乃至2年半で完成を目指す。開発用地は1991年に500万Ｓドルでジュロン・タウン公社(JTC)からリースしたもので、現在約半分を使用、賃貸期間をあと55年残っている。タクラル氏は、パートナーは非上場会社とだけ語り、社名を明らかにしなかった。
タクラル・グループの今年度の売上は昨年度の8億Ｓドルを上回る9億Ｓドル以上が見込まれ、旧ソ連と東欧市場が売上の半分以上を占める。タクラル会長の長男のグルムク・シン・タクラル専務(ED)によると、ルーマニアのタクラルＴＶ工場は年産30万台を目標に生産を拡大中で、ルーマニアの農産品／家具／薬品を、欧州、中東、インドに輸出する事業も開始、モスクワに次いでハンガリーのブダペストにも地域センターを開設した。この他、東欧、中東、アフリカ向けの各種製品を取り扱う1万2000平米の倉庫をドバイの自由貿易地区に最近オープンしたと言う。(ST,BT,LZ:9/20)
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