1996-09-20 ArtNo.7681
◆<馬>トランスウォーター、コーズウェイ掛け替え等に布石
【クアラルンプル】トランスウォーター・コーポレーションBhdは18日、Detik Nagasari Sdn Bhdの全権益とSejati Avenue Sdn Bhdの60%権益を現金10万Mドルと60万Mドルで買収することを通じ、これら2社が総理府経済計画局(EPU)にそれぞれ申請中のコーズウェイ掛け替え事業及びクアラルンプル市内の再開発プロジェクトに参画する計画を明らかにした。
DetikがEPUに提出した“インテグレーテッド・デベロプメント・オブ・イスカンダル・プトゥリ・インターナショナル・ゲートウェイ”と称する計画ではジョホール・バルとシンガポールを結ぶ道路と鉄道から成る大橋や、通関/出入国管理オフィス/検疫所等から成るコンプレックスが建設され、既存のコーズウェイは取り壊される。コーズウェイの掛け替え案はマハティール首相により提案されたもので、シンガポールの正副首相も歓迎の意を表明していた。Detikは総額約11億Mドルの同プロジェクトを30年間のBOT(建設/経営/引渡)方式で手がける計画だ。一方、Sejatiはクアラルンプル市内プトラ・ワールド・トレード・センター付近の学校2校を移転、9.66haの跡地にオフィス/サービス・アパート/ショッピング・コンプレックス等から成る複合施設を開発することを提案している。トランスウォーター社は元々ブルジャヤ・グループに属していたが、先月同グループのワン・アドリ・ワン・イブラヒム重役(ED)が50.84%の権益を買収した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/19)
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