1996-09-20 ArtNo.7680
◆<星>第3/第4四半期のGDP成長6%以下に:証券会社
【シンガポール】シンガポールの国内総生産(GDP)が1992年末以来初めて6%を割り込む可能性が高まっている。
フレーザー証券の社内ビジネス予測ツール(主要な総合指数/ビジネス見通しデータ/生産性/単位労働コスト等を基準とする)によれば、シンガポールのGDP成長率が96年第3、第4四半期に7%を割り込む確率(しかし4%を上回る)は、第1四半期末の時点では13.6%に過ぎなかったが、第2四半期末時点では53.6%に高まった。また6月末時点で、第3、第4四半期のGDP成長率が6%以下に下降する可能性は33.3%、4%を割り込む可能性は21%となっている。こうしたことから同証券会社は第3四半期のGDP成長率を5.5%、第4四半期を5.3%と予想、96年の通年の成長予測をこれまでの7.6%から7.2%に下方修正した。同社は第3四半期の主要製造部門の成長率を3.4%、その後3ヶ月のそれを4%と予想している。(BT:9/19)
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