1996-09-20 ArtNo.7677
◆<星>CAM、ペナン子会社権益売却でグループ利益25%縮小
【シンガポール】Camインターナショナル・ホールディングズは18日、シンガポール証取(SES)の質問に対して、ペナン子会社カム・プレシジョン・コンポーネンツ(ペナン)Sdn Bhd(CPP)の52.5%の権益売却に伴い、グループ利益は25%縮小すると報告した。
これ以前にマレーシア・パートナー及びIPCコープにCPPの権益を1700万Mドルで売却すると発表したカムは、96年9月期の業績には影響はないとしていた。カムはグループ利益の25%の縮小は、CPPのビジネス拡張により相殺できるとしている。
一方、カムがこの日発表した別の声明によれば、ジョホールにおける業務のかなりの部分を、フィリピンと中国に移転し、シンガポール/ジョホール/ペナン/フィリピン/中国の5カ所を中核拠点とする体制を構築する。カム・プレシジョン・コンポーネンツ(ジョホール)Sdn Bhdとカム・ハイテク・ダイカスティング(ジョホール)Sdn Bhdの業務は縮小される。フィリピンと中国における1996年度の初期投資額は各300万Sドルと200万Sドルで、フィリピンにはカム・ホールディングズ(フィリピンズ)インクが設けられる。シンガポール拠点のカム・インターナショナル・トレーディング&インベストメンツはインフラ開発に力を入れる。またカム・プレシジョン・エンジニアリング(ジョホール)はハイテク・ファーミングのフランチャイズ網を中東等に展開すると言う。(ST,BT,LZ:9/19)
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