1996-09-20 ArtNo.7675
◆<星>Hicom、テッカ・コーナーのホワイト・サイト落札
【シンガポール】自動車/建材の製造から農園まで手がけるマレーシアのHicom Bhdが都市再開発局(URA)が募集したテッカ・コーナーのいわゆるホワイト・サイトを8400万Sドルで落札、シンガポール不動産市場への進出を果たした。
今回の落札価格は平方フィート当たり、352Sドルで、2番札を入れた唯一の競争者Erishiホールディングズ(ファー・イースト・オーガニゼーション子会社)の平方フィート当たり278.97Sドルを26.2%上回った。
スラグーン・ロードとスグイ・ロードの交差点に位置する6万8158平方フィートの土地は、用途に制限がなく、商業/住宅/ホテルのいずれか、あるいはこれらをミックスした開発が可能で、用途の変更に際して開発税を支払う必要もない。しかしながら業界筋によると、細長く延びた不規則な形状からその開発の潜在性を最大限引き出すことは困難で、また十分な駐車スペースを確保するには地下駐車場を設けねばならない。しかし落札価格は周辺のミドル・ロードにおける平方フィート当たり444Sドルの最近の落札価格を21%下回っており、加えて開発方法の如何ではリトル・インディアの週末の賑わいの恩恵も期待できる。この他、Hicomはシンガポールにおけるそれ自身の根拠地として利用する可能性もあると言う。(ST,BT,LZ,STAR:9/19)
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