1996-09-18 ArtNo.7656
◆<泰>電力局、11月に石油パイプラインの建設入札募集
【バンコク】タイ電力局(EGAT)は11月にペトブリ港とラトブリ発電所を結ぶ全長94キロの石油パイプライン建設工事入札を募集する。
EGATが16日発表したところによれば、工事コストは50億バーツ前後と見込まれ、入札結果は来年2月に発表される見通しだ。ラトブリ発電所はそれぞれ日量1360万リッターの低硫黄燃料油を消費するプラント3基から成り、合計700MW(メガワット)の発電能力を有するものとなる。これらのプラントは天然ガスとディーゼル油を燃料として使用できる設計となっており、ミャンマーからの天然ガス輸入に問題が生じた際は、割高のディーゼル油が使用される。ディーゼル油の一部は国内で調達され、残りは輸入される。
一方、EGATはタイ・ロータリーにラトブリにおける1億4000万バーツの燃料油貯蔵基地の建設を発注した。EGATはタンクの建造入札も今月中に募集する予定で、各1730万リッターのタンク4基は1998年末までに完成する見通しだ。ラトブリには最終的に7基の発電機が据え付けられ、2001年の総発電能力は7400MWに達すると言う。(BD:9/17)
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