1996-09-18 ArtNo.7653
◆<馬>PJS、ファイバーグラス排水システム業界リード
【クアラルンプル】PJSインダストリーズ・グループ・オブ・カンパニーズは年間5億Mドルと見込まれるFRP(ファイバーグラス強化プラスチック)排水システム製品市場の15%のシェアを握っている。
半島マレーシア中央地区における固形廃棄物処理民営化計画の20%のシェアを有するPJSグループの今年の売上げは、昨年の4700万Mドルから6000万Mドルに27%拡大する見通しだ。同営業額には子会社の売上げが大きく貢献している。ジョハン・ファイバーズ・インダストリーズはファイバーグラス製排水タンクの製造、PJSヒロコーはファイバーグラス製ポータブル・トイレやホームの製造、プンビナアン・ジャヤブミは排水処理システムの設計/製造/販売(1986年以来日本・タイ製品を手がける)、PJSサービスは廃水処理システムのスラッジ管理、ジャヤブミ・ティムルはサバ/サラワク両州における排水システムの製造/販売/保守、PJSリソーシズはフィラメント加工FRP製タンク/パイプ及び注文仕立て複合素材製品の製造をそれぞれ手がけている。PJSリソーシズは圧縮天然ガス(CNG)に関する研究開発を手がけ、今年末までにはLPGタンク、CNGタンク、天然ガス運送ローリー用タンク等の新製品を市場に投入する計画だ。PJSインダストリーズ・サービスは持ち株会社で、傘下に航空機部品製造部門、マルチメディア部門を擁する。後者は目下マレーシア政府のために教育/業務管理関連のソフトウェアの開発を手がけている。(MBT:9/17)
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