1996-09-18 ArtNo.7649
◆<星>テレコム第2次公募に前回上回る153万人が応募
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)の第2次公募(ST2)には有資格のシンガポーリアン194万人の79%に相当する153万人が応募した。
大蔵省が16日発表したところによれば、今回は総株式資本の5.3%に当たる8億900万株が公開され、内8億400万株が個人投資家向けに公募された。残りは各人種の自助組織等に配分された。第1次公募以来その株式を保持している者に対する特別配当株を含めると今回公開される株式は11億3000万株、総株式資本の7.4%に相当する。テレコム第2次公募の応募者は第1次公募のそれを12万人、8.5%ほど上回った。また22万3000人は中央積立基金(CPF)の不足をトップアップしており、応募者の94%に相当する144万人が最高限度の購入を申請した。これも第1次公募の際の92%、130万人を上回っている。 ST2株の取引は17日から開始されたが、政府は売却すれば、1997、98、2000、2002年に予定される、特別配当株を受ける権利を失うと警告している。シングテルの株価は16日には10セント値下がりしたが、アナリストらは大部分の株主はそのシェアを保持し続け手放すことはないものと見ている。(ST,BT,LZ:9/17)
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