SEAnews 1996-09-17 ArtNo.7643

【シンガポール】米国拠点のセルラ・インフラストラクチャー会社Celcore Incは、アジア市場開拓を目指し、自社の10％権益をタイ証取上場のユナイテッド・コミュニケーション・インダストリー・パブリックCo Ltd(Ucom)に売却した。
セルコア社のロバート・グッドマン会長によると、卓越した企業に資本参加を求めることを通じ世界市場の開拓を図る同社の戦略はＵｃｏｍの参加を得たことによりピークを迎え、後者はセルコアのアジアのワイヤレス市場開拓に大きく貢献するものと期待される。セルコアのスティーブ・チェン副社長によると、交通不便な僻地等を対象としたセル式通信機材の専門会社として知られる同社は北米市場で収めた成功に乗じて国際市場、取り分けアジア市場の開拓を目指しており、インド、中国市場に注目している。これらの地域でもパートナーを物色し資本参加を求める計画と言う。シンガポール証取(SES)上場のトータル・アクセス・コミュニケーションズの親会社Ｕｃｏｍはイリジウム計画にも5％出資している。(BT:9/16)