1996-09-17 ArtNo.7638
◆<馬>TRI、国際的通信グループ目指し7部門に組織再編
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場のテクノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)は14日、向こう5年間に世界的な総合通信会社になることを目指す事業開発計画と組織の再編を発表した。
タジュディン・ラムリ会長によると、固定式電話網、データ・グループ、国際事業の3部門が、既存の移動電話、国際サービス、付加価値/マルチメディア・サービス、トランスミッションの4部門に追加され、これら7部門は独立の企業に組織される。TRIの子会社で、国内移動電話市場の70%を支配するセルラ・コミュニケーションズ・ネットワーク(M)Sdn Bhd(セルコム)はこれまでこれらの部門を全て傘下に収めてきたが、新体制の下では移動電話ビジネスのみを手がける。再編が完成するまでには18ヶ月を要する見通しだ。固定式電話を含む新部門は向こう数年間に急成長するものと予想され、セルコムのグループ売上げに占める比率も現在の65%から2000年には33%に縮小するものと見られる。タジュディン会長はまたシャリカット・テレフォン・ワイヤレス(STW)の権益買収計画放棄の方針を明らかにするとともに、STWとの新たなビジネス提携の可能性も否定、先ずはドイチェ・テレコムとの事業提携の完成を優先すると語った。タジュディン会長はセルコムのロスリ・マン社長がSTW入りを発表した問題に関しては、同氏の成功を祈り、必要な援助を提供すると語った。(NST,STAR,MBT,ST,BT,LZ:9/16)
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