1996-09-16 ArtNo.7620
◆<馬>KLリニア・シティーの環境アセスメント報告を認可
【クアラルンプル】ジャラン・トゥン・ラザ・ブリッジとジャラン・クラン・ラマ・ブリッジ間のクラン・リバーに沿った12キロの河川敷とその周辺の合計117.6haの土地に50億Mドルを投じて開発が提案されているクアラ・ルンプル・リニア・シティー(KLLC)プロジェクトの環境アセスメント報告書が、環境局(DOE)により認可された。
ロー・ヒエンディン科学技術環境相が13日明らかにしたところによれば、工事の開始時期に関してはDOEと開発業者のクアラ・ルンプル・リニア・シティーSdn Bhdの協議に委ねられている。同プロジェクトではオフィス、エンターテーメント・センター、レストラン、ホテル、医療センター、アパート等の建設が予定され、これらの施設の半ばは水上に張り出したアーチの上に設けられる。リバー・フロント開発法や河川敷に恒常的な構造物やインフラ施設を設けることを禁じた下水道・灌漑局のガイドラインに違反しないかとのリム・キットシアン野党民主行動党(DAP)書記長の質問に対して、ロー科学技術環境相は自分が知る限りKLLCプロジェクトは都市の美観改善に寄与するものであると回答した。同プロジェクトでは河川のヘドロや固形投棄物を浚渫するとともに、こうした廃棄物の主要な投棄者と目される河川敷の違法居住者の移転も図られる。この他、新たな大衆交通手段としてPRT(ピープルムーバー・ラピド・トランジット)システムが導入されると言う。(NST,STAR:9/14)
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