1996-09-14 ArtNo.7609
◆<馬>社会的責任も新年度予算案のテーマに:副首相
【クアラルンプル】持続的な経済成長の実現は依然として新年度予算案の主要な課題だが、開発の展望や方向性の確定に際しては社会的責任も配慮される。
アンワル副首相兼蔵相は12日、政府は目下社会的責任に配慮しながら最終段階の予算立案作業を進めていると語った。アンワル副首相は10月25日に新年度予算案を国会に上程する。同相によると経済成長なしでは福祉向上も先進国仲間入りのビジョンも実現できないが、成長は決して一部門や一領域に限られるべきでなく、社会や国家の真の発展に反映されねばならない。民間部門は公共住宅や貧困撲滅等の社会的課題に取り組む姿勢を示し、こうした問題の解決に貢献する必要がある。現在のダイナミックな経済成長からすれば、公衆、取り分けビジネスマンが、社会問題の解決に貢献できない理由はなく、10年、20年前に比べればより容易にこの種の問題に取り組むことができるはずと言う。(MBT:9/13)
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