1996-09-14 ArtNo.7606
◆<馬>CCM/ペトロナス/日本企業、クロロ・アルカリ合弁
【パシル・グダン】CCMケミカルズSdn Bhdは、国営石油会社ペトロナス及び日本企業コンソーシアムとトレンガヌ州クルテにおける5億~10億Mドルと見積もられるクロロ・アルカリ及びエチレン二塩化物製造事業の研究を進めており、近く決定が下される。
CCMのヨー・キアットチャイ重役(MD)によると、同プロジェクトにCCMとペトロナスは各35%、日本コンソーシアムが30%出資することになる見通しだ。同プロジェクトはCCMがパシル・グダンに所有する年産4万5000トンのプラントの12倍の規模になると見られ、パートナー間の協議は数ヶ月以内にまとまる見通しだ。
CCMはまたパシル・グダン工場の隣接地に今年末の稼働を目処に新工場を建設中で、これにより年産量は4万5000トンから9万トンに倍増、その後さらに13万5000トンに拡大される。スウェーデン企業ケミラ・ケミカル・ウォーター社とは汚水/工業廃水の処理や飲料水の浄化に使用される凝固剤の製造に関する合弁契約を結んだ。地元化学工業は年率10-15%の成長を遂げており、同社の1995年12月期の年商は8000万Mドル、国内化学品市場の60%のシェアを占めたと言う。(NST,STAR:9/13)
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