1996-09-14 ArtNo.7604
◆<星>シンガトロニクス、半期にS$224万純損失計上
【シンガポール】電子契約製造業者シンガトロニクスは12日、6月期半期決算で224万Sドルの損失計上を報告するとともに、年内は黒字転換は望めないとの見通しを発表した。同社は昨年同期には66万5000Sドルの純益を計上していた。
シンガトロニクスの発表によれば、同期の営業額は71%減の1600万Sドル、営業利益は44%減の200万Sドルで、同社は不振の理由としてバタム工場の閉鎖と電子業界の困難な市場環境を指摘した。同社はバタム工場の閉鎖に伴い特別項目でも110万Sドルの損失を出したが、子会社のシンガトロニクス・マレーシアSdn Bhd、系列会社のイーストゲート・テクノロジーPte Ltd、オーストラリアにおけるホテル/不動産投資はいずれもグループ業績に貢献した。シンガポールにおける製造業務は年内は引き続き赤字が見込まれるが、マレーシアの子会社や系列会社、オーストラリアのホテル/不動産投資からは今後も利益が見込めると言う。(ST,BT,LZ:9/13)
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