1996-09-13 ArtNo.7586
◆<星>モトローラ・ページング部門、2研究施設開設
【シンガポール】モトローラのアジア太平洋地域ページング部門は最近2つの研究センター、“アドバーンスト・テクノロジー・ラボラトリーズ(ATL)”と“アジア・パシフィック・ページング・テクノロジー・デパートメント(APPTD)”をシンガポールに開設した。
モトローラ・アジア太平洋地域ページング部門のチュー・チュンリャン広報主任によると、ATLはペジャーのディスプレー技術の研究開発を手がけ、6つのラボから成っている。現在までのところ同社のディスプレー部品は全て日本から輸入している。APPTDはプロトコルやシステム・エンジニアリング、ページング・アプリケーション・コア・プラットフォームの研究を手がけ、またペジャーに用いられる6つのマイクロ・チップを1つに統合する集積回路(IC)の設計を目指している。APPTDはこの他、モトローラが開発した高速ページング信号コード“フレクス・ページング・システム”の一層の高度化を図る。同技術を応用することにより、音声記憶装置をペジャーに組み込むことができるようになる見通しだ。
両研究施設の経費の一部は国家科学技術局(NSTB)から補助されているが、正式な補助認定証は来月発行されると言う。(BT:9/12)
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