1996-09-12 ArtNo.7579
◆<馬>光ファイバーの供給不足が国内市場に影響:ムクリズ氏
【クアラルンプル】世界的な光ファイバーの供給不足でマレーシアの消費者も影響を被っている。
マレーシアの主要な光ファイバー・ケーブル製造会社オプコム・ケーブルズSdn Bhdのムクリズ・マハティール社長によると、現状では国内需要の90%が満たされているに過ぎず、主要なプレーヤーのみが十分な原料供給を確保している。オプコムは合弁パートナーのエリクソン・ケーブルズABを通じて原料供給を得ており、後者は世界最大の光ファイバー製造会社米国コーニング・グラスの第2の顧客とされる。とは言え来年半ばまでには世界の光ファイバー生産は大幅に拡大する見通しだ。光ファイバー・ケーブルやネットワーク製品の製造を手がけマレーシアにおける主要なテレコミュニケーション・ソルーション・プロバイダーとなりつつあるオプコムはテレコム・マレーシアに対する光ファイバー・ケーブルの最大のサプライヤーでもある。同社はこの他、アンテナ、ジョイント・クロージャー、ファイバー・ディストリビューション・パネル、ファイバー・ターミネーション・ボックス等の製造も手がけている。同社のケーブルは12~96の光ファイバーから成っている。日本等では敷設工事の頻度を少なくするため100-200ファイバーのケーブルの製造が目指されているが、同社はその顧客に各24ファイバーから成る2本のケーブルを用いるよう薦めている。これにより1本が故障しても他の1本で機能を維持できる。同社もプトラ・ワールド・トレード・センターで17-20日に開催されるマレーシアン・インターナショナル・ファイバー・オプティクス・エキシビション・アンド・コンベンションに出展すると言う。(NST:9/11)
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