1996-09-11 ArtNo.7561
◆<馬>ペトロナス、イラン石油開発事業続行
【クアラルンプル】マレーシアの国営石油会社ペトロナスは米国の制裁措置が懸念されるにも関わらずイランのSirri A及びSirri E鉱区における石油開発プロジェクトを続ける方針だ。
ペトロナスのモハド・ハッサン・マリチャン重役(CEO)によると、同プロジェクトに30%出資することに関するフランスのトタールとの合弁契約は昨年6月に調印され、ナショナル・イラニアン・オブ・カンパニーの承認も7月初めに得ている。リビヤ及びイランに投資する外国企業に対する制裁措置を盛り込んだ新法規に米国のクリントン大統領が調印したのはその後の8月で、同法の影響は受けないものと見られる。プロジェクトの投資額は6億米ドル、ペトロナスの出資分は1億8000万米ドル、採掘可能な石油の埋蔵量は6億バレルで、来年末までに生産を開始できる見通しだ。サラワク州ビントゥルにおける第3液化天然ガス工場(MLNGティガ)の準備作業はスケジュール通り進んでおり、2001年までに商業生産を開始できる。マーケッティングも進捗しており、今年末までには最初の契約に調印できる見通しと言う。(NST,MBT,STAR:9/10)
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