1996-09-10 ArtNo.7546
◆<馬>第2四半期のGDP成長率8.4%に鈍化
【クアラルンプル】マレーシア今年第2四半期の国内総生産(GDP)成長率は8.4%と、昨年同期の9.6%から鈍化したが、第1四半期の8.3%の成長率を僅かに上回った。
中央銀行が7日発表したところによれば、成長の勢いは幅広い領域にわたっているが、取り分け農業部門が力強い回復を見た。第2四半期のインフレ率は3.7%と3月の3.4%から更に上昇、貿易収支は第1四半期の14億Mドルの赤字から5億5880万Mドルの黒字に転換した。四半期ベースの貿易黒字は1993年第3四半期以来のことで、これは輸入が0.6%下降したのに対して輸出が9%の成長を見たことによる。緊縮通貨政策による過度な需要及びインフレ抑制の結果、広義の通貨供給量M3の伸びは22.9%に鈍化、3ヶ月ものインターバンク・レートは3月の7.05%から7.35%にアップした。製造業投資約定額は72億Mドルを記録、民間部門の投資意欲は依然旺盛だった。(NST,MBT,ST,LZ:9/9)
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