1996-09-10 ArtNo.7544
◆<星>ウェンズ、マルチタスク10倍速CD-ROM発売
【シンガポール】ウェンズ・パリファラルズ・インターナショナル(WPI)は10倍速マルチタスクCD-ROM“CDD-1020”を市場に投入した。
CDD-1020のアクセス時間はこれ以前のCDD-820を30-50%上回り、ウィンベンチ96を利用したベンチマーク・テストでは130ミリ秒を記録、マルチメディアPC IIIスタンダードを上回った。またデータ転送速度は1500Kバイトを超え、各種CD-ROMフォマットに対応、IDEコントローラ・インターフェースを必要とせぬため、取り付けも簡単。これまでマルチタスクはプロセッサー・メモリに大きく依存したが、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)技術により、新製品は同ネックも克服している。小売り価格188Sドルの新製品に対する反応は良好で、WPIは北米OEM(相手先商標製造業者)市場をターゲットに市場の開拓を積極化する計画だ。同社は2000年までに世界CD-ROM市場の5%のシェア獲得を目指と言う。(BT:9/9)
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