【ジャカルタ】米国ナスダック登録の地元ポリプロピレン製造会社PT TRI Polytaは昨年度、前年比68%増の2864億ルピア(S$41.875億)の売上を達成、粗利益は前年の325億ルピアから762億ルピアに拡大、純益に至っては231%の増加を見た。
ヘンリー・プリパディ社長によると、売上増の主因はチレゴン工場(西ジャワ)の年産量が設計能力の16万トンを上回る21万2000トンに拡大したこと。同社は主にその製品を国内市場に供給してきたが、昨年は初めて輸出に乗りだし、香港/トルコ向け輸出が150億ルピアにのぼった。しかし原料のプロピレンの値上がりで昨年第4四半期の純益は前年同期の179億ルピアから136億ルピアに縮小した。また昨年は初公募の経費260億ルピアも下半期の収益に影響を及ぼした。こうした中で同社の株主らは政府に対してプロピレンに対する40%の輸入関税撤廃を求めた。同社株主にはナパン・グループのヘンリー・プリパディ氏の他、バリト・グループのプラヨゴ・パングスト氏、ビマンタラ・グループのバンバン・トリハトモジョ氏も名を連ねている。(BT:3/4)