1996-09-07 ArtNo.7522
◆KTワン、<比>航空機保守/不動産/水/海運事業に進出
【マニラ】トレンガヌ州(マレーシア)拠点の不動産会社クママン・ターミナル・ワン(KTワン)Sdn Bhdはフィリピンにおける航空機保守/不動産開発/水事業/フェリー・サービスに乗り出す。
KTワンのショホル・マハムッド社長によると、同社は今年4月フィリピン政府とクラーク空軍基地に航空機保守センターを設ける覚書に調印した。同社は既にコンチネンタル・パシフィック・スターLtdと合弁でコンチネンタル・スター・アビエーションLtdを設立、新会社はB737、B727シリーズの航空機に保守サービスを提供する。KTワンは同事業に2500万Mドルを投資する。
KTワンは他のマレーシア企業と共同でカガヤン・デ・オロに1億2000万Mドルを投じ商住コンプレックスを設けることを計画している。同コンプレックスはショッピング・センター、アパート、オフィスから成り、今年末に着工する予定だ。
トレンガヌ州政府傘下のグブガン・クアリや他のマレーシア企業と共同でザンボアンガに1億8500万Mドルを投じ、各種住宅1300戸/工場ビル/商業コンプレックスから成るタウンシップを開発する。目下フィリピン地方政府との関係交渉が進められている。
KTワンはコンチネンタル・パシフィック・スターLtdと合弁でカピテにおける10年間にわたる水供給サービス(M$12億)を手がけることで、地方政府と合意している。
また地元のASシッピング・インクと合弁で、ザンボアンガにおけるフェリー・サービスを手がける。またフェリー・ターミナルの経営引き受け交渉も地方当局と進めている。同社は既に1500万Mドルを投じフェリー2隻を購入、更に1000万Mドルを投じてフェリー・ターミナルを拡充する計画だ。(STAR:9/6)
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