1996-09-07 ArtNo.7519
◆<馬>マレーシア・エアポーツ会長もMHSの買収案に唖然
【クアラルンプル】マレーシアン・ヘリコプター・サービシーズBhd(MHS)の空港民営化提案は、マレーシア・エアポーツBhd(MAB)や関係当局者にも驚きをもって迎えられている。
MABのバシル・イスマイル会長とクリフォード・ハーバート大蔵次官は、5日催されたマレーシア空港トータル・マネージメント・システムのお披露目式の席上、マスコミのインタビューに対して全くそのような話は聞いていないと語った。最近の報道によれば政府はMHSのタジュディン・ラムリ会長の空港民営化案を原則的に承認したが、MAB経営陣からもマネージメント・バイ・アウト(MBO)が提案されたと言う。しかしバシル氏も、ハーバート氏も、MAB幹部によるマネージメント・バイアウトの動きは全く関知していないと語った。MBOに加わる可能性を問われたバシル氏は、「自分にはとても高すぎる」と一笑に付した。
一方、クアラルンプル証取(KLSE)から関係報道について質問を受けたMHSはこの日、「民営化プログラム下のMAB買収に大きな関心を抱いている」と回答した。(MBT:9/6)
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