SEAnews 1995-03-06 ArtNo.751

【クアラルンプル】近く2年連続の好業績を発表する見通しのマレーシア第2位の銀行バンク・ブミプトラ・マレーシアBhd(BBMB)は引受／保険業務等、新領域への進出を目指している。
アブドル・アジズ・オスマン重役(CEO兼ED)が雑誌エッジに語ったところによると、幅広い既存の顧客ベースを利用して保険市場への進出を図るのは自然なことで、生命保険及び普通保険の双方を手掛ける計画だ。また証券引受業務の拡大が目指され、今年度及び来年度には製造業や貿易関連のいわゆるミドル・マーケット・ビジネスの拡張が図られる。同行の業績は一昨年に続き、昨年も好調だったが、いくつかの部門はあまり振るわなかった。その1つはブローカー業務で、昨年例外的な好業績を記録した他社に比べ見劣りのする成績に終わった。しかしマーチャント部門については、顧問業務、引受業務、企業買収等の需要増から絶対額でも、成長率の面でも好業績を報告できる見通しだ。同行は当然域内市場の開拓を希望するが、海外に進出するとなれば、初年度は無理にしても2年目には相応の利益が見込まれねばならないと言う。(ST:3/4)