1996-09-05 ArtNo.7488
◆<馬>英国企業、サラワクにUS$25億DRI製鉄所建設計画
【クアラルンプル】英国コンソーシアムがマレーシア始まって以来最大規模の製鉄所をサラワク州に建設することを計画している。
ロンドンのメタル・ブレティンが報じたところによれば、投資額は25億米ドル、当初年間300万トン、最終的に500万トンの直接還元鉄(DRI)をホット・ブリケットの形で製造する。英国のエンジニアリング・コンサルタント会社マクレランズ&パートナーズが事業化調査を進めており、プルワジャ・スチールの前重役(MD)エリック・チア氏が調整役を引き受けている。チア氏側近によると、チア氏はサラワク州政府と何度も折衝、メキシコ等のDRIプラントも視察した。世界最大規模のDRIプラントの建設工事は来年着手され予定で、製品は輸出される。実行が決まれば、サラワク州政府と複数の外国企業の合弁方式が採用される。マハティール首相はサラワク州の経済成長を加速する狙いから同州を工場建設地に選択した。電力供給の確保や新港の建設等、新たなインフラ工事も必要になると言う。(STAR:9/4)
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