1996-09-03 ArtNo.7457
◆<馬>マルチメディアの建設事業への応用で3社が提携
【クアラルンプル】ソフトウェア・ソルーション企業デルタ・コンピューターズ・アンド・コミュニケーションズ(M)Sdn Bhd、建築設計のコラボレーティブ・デザイン・スタジオ(CDS)、米国の建築/マルチメディア企業CYLKインクは、マレーシアにマルチメディアを応用した建築設計技術を導入する協力協定を結んだ。
CYLKの副社長兼ジェネラル・マネージャーを務めるマレーシア生まれのL.K.オン氏によると、これまで建設事業領域におけるマルチメディアの応用は建築作業背後のデザイン・プロセスに重点がおかれ、高価なリハーサルやフライバイの場に限定されてきた。しかし今ではロー・コストのシミュレーションによりこの種のリハーサルやフライバイが可能になった他、デザイン・プロセス以前のコンセプトの立案段階から利用されるようになっている。今後はプラニング・プロセス背後のメカニカル・プロセスやエンジニアリング・プロセスでも応用されるようになるものと見られる。今回の提携のもう1つの目的はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)やITシティーのプラニング/開発に参画することだが、MSCには詳細なプラニングが要求され、デベロッパーはどうしても3D(3次元)データベース・プランを提出せねばならない。そしていつ如何なる場所における建設作業もモニターされ、一体化されるよう、MSCに関する全てのデータ・ベースはリンクされる必要がある。こうすれば投資家はいつでもこの種の情報を参照することができると言う。(STAR:9/2)
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