1996-09-03 ArtNo.7456
◆<馬>VADS、ヒューズとフレーム・リレー技術で提携
【クアラルンプル】VADS Sdn Bhdは先週木曜ヒューズ・ネットワーク・システムズ(HNS)とディストリビューション契約を結んだ。
同契約の下、HNSはVADSのフレーム・リレー網のインフラ機材を供給する。VADSのゴビナタン・ピライ重役(GM)によると、同社のMNS(マネージッド・ネットワーク・サービシズ)のポートフォリオにMFR(マネージッド・フレーム・リレー)が加わるならVADSの契約者は急増するものと見られる。フレーム・リレー・ネットワークはLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)を最小限のコストで統合する技術で、世界中の企業がデータの効率的な交換を実現するために広く利用している。オフィス内のLANのアップグレードに大きな困難はないが、国内や世界に展開する数百のオフィスを本社にリンクするとなるとそう簡単ではない。一地域のLANには10MB(メガビット)を必要とするが、異なるプロフィールのワイド・エリア・ネットワークには、WANやフレーム・リレーと言った別のアプローチが必要となる。MFRはマレーシアにおける初の商業ベースの広帯域フレーム・リレー・サービスで、特に金融/石油/運輸/製造業界におけるLANやSNA(システムズ・ネットワーク・アーキテクチャー)あるいはボイス・ネットワークの統合を望む地元企業が顧客開拓のターゲットとされる。同サービスはHNSにより提供されるバックボーン・インフラに依存しており、こうしたインフラにはFRS9000(9000フレーム・リレー・スイッチ)が含まれる。FRS9000はリンク・アクセス・プロダクツD(LAPD)のためのCCITT/ANSI規格に準拠したフレーム・リレー・スイッチ製品で、WANやLANユーザーのフレーム・リレー・インターフェースの高速アクセスを可能にする。
HNSはヒューズ・エレクトロニクス・コーポレーションの子会社で、企業ネットワーク、衛星通信、ワイアレス・コミュニケーション・システム領域の指導的なサービス・プロバイダーとして知られる。VADSの顧客にはマレーシア国際海運会社MISC、Zuelling Pharma、パン・グローバル・インシュランス、Amway、中央銀行が含まれる。(コンピュータイムズ:9/2)
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