1996-09-02 ArtNo.7447
◆<泰>TAC、1800デジタル・ネットワーク経営権を分与
【バンコク】タイ通信局(CAT)はTACが1800MHz(メガヘルツ)デジタル・セルラ・サービスの営業権をサマート・コーポレーションに分与することを認めた。
CATは5月にも、TACがインターナショナル・エンジニアリング・コープ(IEC)と合弁で設立したワイアレス・コミュニケーション・サービシズ(WCS)に1800デジタル・ネットワークの営業圏を分与するのを認めている。TACは新セル式電話ライセンス及び5万人の契約者ベースに対する補償として37億5000万バーツをIECとWCSから受け取っている。TACがサマートから受け取る補償額は明らかでないが、サマートはIECと異なり、新合弁事業の支配権益を握る模様だ。一方、CATにとってはサマートのケースはIECのケースと全く同様で、サマートの新事業から36億バーツのギャランティー・インカムが得られる他、最大1650億バーツの収入が別途見込まれる。
CATはまたTACの親会社ユーコムに、CATのアナログ・セル式ネットワークをCDMA技術を用いたものにアップ・グレードする12億6000万バーツの契約を発注した。(BD:8/31)
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