SEAnews 1996-08-31 ArtNo.7433

【バンコク】過去6ヶ月間の外国投資、取り分け日本からの投資が顕著に減少したことから投資局(BOI)は地方の12省に新たな投資奨励措置を適応する方針を決めた。
ＢＯＩ投資サービス・センター幹部が29日に開かれた海外駐在大使のためのセミナーで語ったところによると、これら12省とは1)Si Sa Ket、2)Surin、3)Yasothon、4)Nakhon Phanom、5)Buri Ram、6)Kalasin、7)Sakon Nakhon、8)Ubon Ratchathani、9)Roi Et、10)Maha Sarakham、11)Umnacharoen、12)Mukdahan。これらの省に投資するものには、ＢＯＩゾーン3の優遇措置に加え、特別奨励措置が適応される。ＢＯＩは近く関係各省庁や民間業界の代表を招き、各省に適した業種を選定する。また新投資奨励措置はＢＯＩ以外の例えば大蔵省等により運営されることになる。ＢＯＩはまた全ての輸出志向型産業に新奨励措置を適応する。これらの奨励措置は輸入機械設備に対する関税免除のような形式が採られる見通しだ。今年3月以来の日本からの投資承認件数は1500件にとどまり、ＢＯＩが目標とした2000件を大きく下回った。しかし日本投資は外国投資全体の70％を占め、米国がこれに次いでいると言う。(BD:8/30)