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1996-08-31 ArtNo.7419
◆＜星＞今年の成長率は６．９％：南洋大学エコノミスト
【シンガポール】南洋理工大学(NTU)のエコノミストは29日、今年通年の経済成長が政府見通しの7－8％を下回る6.9％に落ち込むとの見通しを発表したが、シンガポール国立大学(NUS)のエコノミストは別のセミナーで、今年の経済成長率を7.3％と予想した。
ＮＴＵ経済モデル・ユニットのエコノミストによると今年第3四半期の成長率は4.63％に落ち込むが、第4四半期には5.10％まで回復する。現在の電子不況は87－88年、89－90年当時ほど深刻ではない。しかし国産非石油製品輸出の低迷は1997年上半期まで持続、97年第4四半期に初めて回復が望める。製造業部門の成長もほぼ同じ軌跡を辿る見通しだ。とは言え今日の成長鈍化は歓迎すべき小休止と言えると言う。
一方、ＮＵＳ経済調査ユニットのエコノミストは「現在の製造業の成長鈍化は一時的なもので、同部門の97年の成長率は8.3％、98年には9.6％に回復する。電子業況の回復につれ海外需要は来年は上昇に転じる見通しだが、Ｓドル高が回復にブレーキをかける恐れもある」としている。(ST,BT,LZ:8/30)
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