1995-01-09 ArtNo.74
◆<比>サリム・チーム、フォート・ボニファシオ再開発事業落札
【マニラ】インドネシアのサリム・グループ傘下のメトロ・パシフィック・コープ(MPC)に率いられるコンソーシアムがマニラの金融センター、マカティに隣接した陸軍基地フォート・ボニファシオ(214ha)の再開発を391億7500万ペソ(S$23億)で落札した。
サリム・グループの他、マレーシアの砂糖王ロバート・クォク氏、フィリピンのタバコ王ルシオ・タン氏、タイの不動産会社ランド&ハウジズ等13企業が参加するMPCチームの落札価格は平米当たり3万3283ペソと政府の最低入札価格の3倍以上、また三菱商事や丸紅の他シンガポール企業9社も参加して本命視されていたアヤラ・チームの入札価格(2万4389ペソpsm)を36%も上回った。3番手のジョン・ゴコンウェイ氏に率いられるJGサミット・チームの平米当たり入札価格は2万4229ペソ、フィル・イステート・リアリティー・チームのそれは2万3500ペソ、三井物産も加わった国軍基金と年金基金の合同チームAFP-RSBSのそれは1万ペソだった。MPCチームは基地再開発局(BCDA)と55:45の合弁で事業を進めるが、入札価格の50%を2月13日までに、残りもその後1年内にBCDAに支払わねばならない。(BT,LZ,NST:1/7)
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