1996-08-28 ArtNo.7385
◆<印尼>チャンドラ・アスリ、姉妹会社と5年間サプライ契約
【ジャカルタ】インドネシア最大規模の石油化学会社PTチャンドラ・アスリは、向こう5年間に姉妹会社PTトリ・ポリタに年間24万トンのプロピレンを供給する契約を結んだ。
両社はいずれも、スハルト大統領の次男バンバン・トリハトモジョ氏と木材王と称されるプラヨゴ・パングスト氏が主要株主を務めている。一方、インドネシア政府は今年から導入したプロピレンに対する25%の輸入関税を少なくとも5年間維持する方針を発表した。
チャンドラ・アスリはこれ以前にPTペトロキミア・ヌサントラ・イントゥリンドとエチレンの5年間納入契約を結んでいる。ペトロキミアはブリティッシュ・ペトローリアム(51%)とスハルト大統領の長男シギト・ハルヨユダント氏の合弁会社で、政府はエチレンにも25%の輸入関税を課している。
チャンドラ・アスリの20億米ドルのプラントはエチレン55万トン、プロピレン24万3000トンの年産能力を有する。(BT:8/27)
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