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1996-08-28 ArtNo.7376
◆＜星＞マイクロソフト、９５％の生産業務は依然シンガポールに
【シンガポール】マイクロソフトは東南アジア地域本部をマレーシアに設ける方針を決めたとは言え、同社のインターネット・サービス、マルチメディアの開発、95％のコンピューター・ソフトウェアー生産業務はシンガポールにとどめられる。
マイクロソフトのジョン・ラウアー東南アジア業務担当取締役がこのほど聯合早報に語ったところによると、マレーシアのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に設けられる地域本部では人員訓練、マーケッティング、経営管理業務が手がけられる。昨年東南アジアの売り上げは2倍に拡大、全世界で最高の伸びを記録した。中国のコンピューター市場も急成長を遂げており、同社は多くの人員を中国市場に投入している。ビル・ゲーツ会長自身も3度訪中、2度にわたり江澤民国家主席と会見した。同社は昨年末に簡体字と繁体字2種類の中国語版ウィンドウズ95を市場に投入している。
マイクロソフトが目下最大の重点をおいているのはインターネットで、最近市場に投入したブラウザー・ソフトウェアー“エクスプローラー3.0”は遠からず、“ネッツケープ3.0”に替わり、シェア・トップの座を占める見通しだ。ちなみにラウアー氏(34)は東南アジア担当ＭＤに就任する以前は台湾に5年間勤務、その間師範大学で2年間中国語を学習、夫人も米国の大学時代に知り合った台湾人と言う。(LZ:8/27)
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