SEAnews 1996-08-27 ArtNo.7371

【バンコク】トーア・グループは不動産部門の不振に伴う低調な市況にも関わらず1996年度のペイント／シンナーの売り上げ目標60億バーツの達成に自信を抱いている。
トーア・グループのPravit Tangcravakoon社長によると、上半期の売り上げは30億バーツをマーク、下半期にも同様な実績を実現できる見通しだ。自動車部品や建材の製造、石油／石油化学領域にも関与するトーア・グループの1995年の総売り上げは120億バーツを記録、この内塗料ビジネスが54億バーツを占めた。同社は130億バーツと見込まれる国内塗料市場の48－50％のシェア維持にも自信を抱いている。今年初には3つの新製品(ﾄｰｱ･ｸﾞﾗﾆｯﾄ･ｳｫｰﾙﾀｲﾙ/ﾄｰｱ･ﾌﾗｸﾀﾘｽ/ﾄｰｱ･ﾌﾙﾗﾃｯｸ2000)を発表、160億バーツと見積もられるプレミアム塗料市場に参入した。同社はプレミアム・ペイントの売り上げを、今年は1億2500万バーツ、98年は5億2000万バーツと見込んでいる。また2ヶ月以内に第4のプレミアム新製品を発表するが、同製品は日本ペイントのニッポン3イン1と直接競争することになる。同社は来年までに2億3000万バーツを投じ、塗料製造施設を改修すると言う。(BD:8･26)