SEAnews 1996-08-27 ArtNo.7364

【シンガポール】シンガポールに進出して22年を迎えたヤオハンは、11月にオープンするマリーナ・スクエア店に新コンセプトを導入、ニュー・ジェネレーション・ストアーの試験台にする計画だ。
和田会長によると、これまでヤオハンはワンストップ・コンセプトに基づきスーパーマーケットから家電、アパレルまでほとんど全ての商品を手がけてきたが、皆が同じことをするようになる中で、新たなコンセプトを打ち出す必要が生じている。新店舗は数カテゴリーに集中するが、それぞれのカテゴリーは高級品から大衆商品まで幅広い品揃えを実現する。10万平方フィートのマリーナ・ストアーの1階では履き物、2階では文房具／玩具／ＤＩＹ(工作ｷｯﾄ等)が手がけられ、ヤオハン・ベストの家電専門店が別に設けられる。セスダック登録のＩＭＭマルチ・エンタープライズにより経営される同店の年商は5000万Ｓドルと見込まれている。もし同試みが成功すれば、他の店舗にも同じコンセプトを導入する。また1カテゴリーの商品のみを扱う独立の店舗を設ける可能性も検討している。しかし和田氏は高島屋ショッピング・センター地階のベスト・コネクションを同ビル5階にも設けるとの噂を否定した。しかし高島屋から5階への移転を求められれば、検討せざるを得ないと言う。またプラザ・シンガプーラが改装後、再び同ショッピング・センターに店舗を設けるか否かは未定で、賃貸料が魅力的ならそうすることになると言う。(BT:8/26)