1996-08-24 ArtNo.7333
◆<星>スンバワン、海事子会社SML株主に公開買い付け提案
【シンガポール】スンバワン・コープは22日、33.2%所有するスンバワン・マリタイムLtd(SML)の株主に対して1株3.70Sドル、また無担保転換社債(CULS)1枚1.23Sドルで、公開買い付けを提案した。
スタンダード・チャータード・マーチャント・バンクがスンバワン・コープに代わり発表したところによれば、スンバワンはSMLを傘下運輸/ロジスティクス部門のキー・カンパニーにする計画だ。同再編の目的はグループ資源の効率的運用/展望の拡大を図り、新たなビジネス機会を獲得することにある。
一方、SMLはこの日、昨年同期を35%下回る615万Sドルの半期純益を報告した。売り上げは8419万Sドルに20%拡大、サルベージ会社セムコが210万Sドルの税引き前損失を計上した以外、子会社はいずれも利益を上げた。アナリストは同社の通年の純益はエスティメート・ディレクトリーに掲載された平均1610万Sドルの予測値を僅かに下回ると予想する一方、2、3年内には市況回復に伴い顕著に業績を改善させると見ている。このためスンバワンの公開買い付け価格は市価を15%ほど上回っているものの、顧客には買い付け提案に応じぬよう勧めるとしている。(ST,BT,LZ:8/23)
|