SEAnews 1996-08-23 ArtNo.7321

【シンガポール】そごうはラッフルズ・シティーのフラッグシップ店舗に少なくとも1500万Ｓドルを投じて改装を加えるとともに、ＤＢＳタンピニース・センターのオーバーホールも予定している。
業界消息筋によると、そごうは5万8000平方フィートのタンピニース店2階(1万6800平方ﾌｨｰﾄ)の代替テナントを物色しているもようだが、同社スポークスマンはこの点についてコメントを避けた。同スポークスマンによると、より大規模なセンチュリー・スクエアーやタンピニース・モールがオープンするのに伴いタンピニース店のコンセプトにも調整を加え、熾烈な競争に備える必要がある。目下オーナーとこうした点を協議していると言う。同スポークスマンは詳細には触れなかったが、百貨店から専門店スタイルの経営に転換し、フード・コート等も設ける計画と見られる。そごうはまた1500万～1800万Ｓドルを投じてラッフルズ・シティー店舗に改装を加えているが、3階から地階に移転され、既に営業を開始したスーパーは売り上げが20ー30％アップ、同社は百貨店売り上げも拡大するものと期待している。会社登録局の記録ではソゴー・デパートメント・ストアーズ(S)Pte Ltdの1995年2月期通年の営業額は1億8980万Ｓドルで、前年比27％増しの380万Ｓドルの損失を計上している。(BT:8/22)