SEAnews 1996-08-22 ArtNo.7310

【クアラルンプル】オートインダストリーズ・コーポレーションBhd(AIC)は合弁会社ニュークリアス・セムテックSdn Bhdを通じて向こう2年間に7000万Ｍドルを投じ、集積回路(IC)を製造する。
ＡＩＣのモハド・アリフ・プテ社長が20日、関係土地リース契約及びＩＣチップ製造／検査業務契約6件に調印後語ったところによると、クダ州クリム・テクノロジー・パークの4.77ｈａの土地に建設される新工場は、来年第4四半期に稼働、当初1週間に100万ユニットのＩＣチップを製造する。98年半ばにフル稼働すると、製造能力は2倍の200万ユニットに拡大、99年にはグループ純益の60％以上に貢献することになる。同事業にはＡＩＣの完全出資子会社ニュークリアス・テクノロジーSdn Bhdが55％、ＡＩＣ自身が10％、米国Atmelコーポレーションが20％、シエラ・ウェイが15％出資する。この日結ばれた契約の下、当初5年間に生産された製品は全量Atmelにより買い取られる。Atmelは香港、東京、フランス、米国の地域センターを通じてこれらの製品を売りさばく。またシエラ・ウェイは合弁会社に技術ノーハウを提供する。1995年8月15日に設立された合弁会社の受験資本は10万Ｍドルで、既に全額払い込まれている。
クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のＡＩＣは1983年に設立され、自動車用のサンバイザー、シートベルト・システム、室内照明器具、ブーツ・ランプ、プラスチック／メタル・モールド、児童セーフティー・コンポーネント・システム精密部品等の設計・製造を手がけている。(MBT,NST:8/21)