1995-03-04 ArtNo.730
◆<星>シティディベ、リパブリック・プラザ100%賃貸に自信
【シンガポール】このほど棟上げ式を行ったリパブリック・プラザは、最近のベアリングズPlcの財政危機で主要テナントを失うことになりそうだが、オーナーのシティディベロプメンツLtdは明年第1四半期の正式オープンまでに75万平方フィートの100%賃貸に自信を抱いているようだ。
消息筋によれば、つい最近リパブリック・プラザの3万平方フィートのスペースをブッキングしたばかりのベアリングズは、平方フィート当たり8~9Sドルで借り受ける予定だったようだ。ラッフルズ・プレースに3億Sドルを投じて建設中の66階建てビルにはシティディベロプメンツが70%、伊藤忠商事と清水建設が各23%と7%出資している。不動産エージェントはジョーンズ・ラング・ウートンが務め、平均賃貸料は平方フィート当たり9~9.5Sドル、賃貸期限は3~6年、既に45%が賃貸契約済みとされる。 同ビルが完成するとシティディベロプメンツは中央市街地の商業用不動産の12.5%に相当する200平方フィートを所有、シンガポール最大の商業不動産オーナーとなる。2位はシンガポール・ランド(190万平方フィート)、3位はDBSランド(120万平方フィート)、4位はストレーツ・スチームシップ・ランド(100万平方フィート)で、仮に資産価値を1平方フィート1500Sドルとすればシティーディベロプメントの所有資産は30億Sドル。ホンリョン・グループのそれを加えたクェック一族の商業不動産は、350万平方フィート、52億5000万Sドルに達すると言う。(BT,LZ:3/2)
|