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1996-08-21　ArtNo.7298

【バンコク】タイにおけるパーソナル・ハンディフォーン・サービス(PHS)契約の獲得を目指す競争で、国際電信電話(KDD)が本命と目されていた日本電信電話(NTT)を出し抜きテレフォン・オーガニゼーション・オブ・タイランド(TOT)との合弁契約をほぼ手中に収めたようだ。
ＮＴＴは1年以上にわたりＰＨＳ技術の売り込みを測ってきたが、ＫＤＤは大詰めの段階でＴＯＴ取締役会に名を連ねる某政治家を通じて逆転に成功したようだ。ＴＯＴ取締役会は去る14日の会議で、ＫＤＤが同プロジェクトにＴＯＴと同率の49％出資することを承認した。残りの2％はクラウン・プロパティー・ビューローが保持することになる。ＮＴＴ代表は昨日(8/20)ＴＯＴ代表と会談したもようだが、その結果は明かでない。(BD:8/20)

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