1996-08-21 ArtNo.7290
◆<馬>アドリ氏、M$8億事業をブルジャヤから買収
【クアラルンプル】ブルジャヤ・グループBhd(BGB)のワン・アドリ・ワン・イブラヒム重役(MD)は4段階の複雑な取引を通じて全国下水道民営化事業を含む総額7億9220万Mドルにのぼる資産及びビジネスをブルジャヤ・グループから買収する。
アドリ氏はまず傘下のアンサナ・エンブンSdn Bhd(AESB)を通じてクアラルンプル証取(KLSE)二部上場のトランスウォーター・コープBhdの50.84%権益を9910万MドルでBGBから買収する。第2段階ではブルジャヤ・レジャーBhd子会社のティオマン・アイランド・リゾートBhdがコタ・ラヤ・ショッピング・コンプレックスの100%権益を3818万Mドルでブルジャヤ・レジャーから、また1550haの土地を3億8757万Mドルでブルジャヤ・レジャー子会社のエミネント・キャピタルSdn Bhdから、それぞれ買収する。第3段階ではトランスウォーターがティオマン・アイランド・リゾートの80%権益を1億1070万Mドルでブルジャヤ・レジャーから、また残りの20%の権益を2770万Mドルでパスコープ・ホールディングズSdn Bhdから、それぞれ買収する。第4段階ではトランスウォーターがプライム・ユーティリティーBhdの19.01%の権益を2億2816万MドルでBGBから買収する。プライム社は全国下水道事業権益を有するインダ・ウォーター・コンソーシアムBhdの100%権益を握っている。トランスウォーターは公開市場における買い付けを通じてプライムの持ち株比率を20%以上に引き上げる方針だ。
トランスウォーターは以上の一連の取引の資金を調達するため、株主割り当てにより5億8500万Mドルを、ワラント付き銀行保証社債により1億2000万Mドルを、商業ローンにより9000万Mドルを調達する。またブルジャヤ・グループは同取引を通じて8億6000万Mドル以上のキャッシュを手にすることになると言う。(NST,STAR,BT,ST:8/20)
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