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1996-08-20 ArtNo.7284
◆＜星＞フォトロニクス、Ｓ＄２千万フォトマスク工場オープン
【シンガポール】米国半導体産業支援会社フォトロニクスは28日、ロヤンに1500万米ドルを投じて開設したフォトマスク工場を正式オープンした。
フォトロニクスのマイケル・ヤマゾ社長がこの日催された開所式で語ったところによれば、フォトマスクはマイクロ・イメージを実現する電子回路が組み込まれたクオーツ・プレートで、半導体のキー・エレメントを成している。2万平方フィートの新工場では、主にシンガポール、マレーシア、台湾、タイ、インドネシアの半導体業界向けにフォトマスクが製造される。シンガポールでは工場設備に2130万Ｓドルが投じられた他、運転資金として1000万Ｓドルが支出され、今年の売り上げは1000万～1200万米ドルと見込まれている。順調なら向こう1、2年内に投資額は5000万米ドルに拡大される。現在同社の営業額の80％は米国における売り上げで占められているが、アジア太平洋地域の比重は急速に拡大する見通しだ。ちなみに昨年の純益は1860万米ドルだった。フォトロニクス・シンガポールのティモシー・スミス重役(GM)によると、フォトマスクの世界市場は約15億米ドル、アジア太平洋地域のそれは6億5000万米ドルと見積もられ、後者は年率約20％の成長を遂げている。また同産業は市況変動の影響もほとんど受けないと言う。(ST,BT,LZ:8/29)
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