1996-08-20 ArtNo.7280
◆<馬>ドイツ圧縮機製造会社Kaeser、工場候補地物色
【クアラルンプル】ドイツ拠点のスクリュー・コンプレッサー製造会社Kaeser Kompressoren GmbHは約4500万米ドルを投じてアジアに工場を設ける計画で、来年初にもマレーシア、中国、インドネシアのいずれかに候補地を選定する。
Kompressoren(シンガポール)Pte Ltdのマーチン・リン重役(GM)がクアラルンプルで語ったところによると、工場建設はアジア太平洋地域における5ヵ年投資計画の一環で、当初は完全ノックダウン部品をドイツから輸入、アジア地域で組み立てる。その後一部の部品のローカル化が測られ、5年後には本格的な現地生産に乗り出す。同社は同5年間にアジア太平洋地域の総営業額に占める比率を50%に高める計画だ。同社製品が仮にマレーシアで製造されるなら30~40%のコスト・ダウンが可能となる。コンプレッサーの製造では75年の歴史を有するKompressorenはシンガポール/マレーシアにオフィスを設けている他、フィリピン、韓国、香港、インドネシア、中国、ベトナムにディーラーを有し、目下台湾オフィスの開設を計画している。シンガポール/マレーシア事務所の開設で同社の域内売り上げは過去2年間に60%成長したと言う。(STAR
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