1996-08-20 ArtNo.7270
◆<星>シングテル、S$2.50で7億8000万株公募
【シンガポール】シンガポール政府は年内に実施するシンガポール・テレコム(シングテル)の第2次公募に際して満21歳以上の国民に1株2.5Sドルの割引価格で各500株を提供、加えて現役の兵役者には200株/予備役には100株を別途オファーする。
ゴー・チョクトン首相は18日のナショナル・デー・ラリー演説で以上の消息を明らかにした。上記のオファー価格は先週金曜の終わり値3.40Sドルを90セントあるいは26%下回っている。これらの株は全ていわゆるA株で、その所持者は1年後、2年後、4年後、6年後に、それぞれ10株に対して1株の株式配当を受けられる。この他、各人種の自助組織に総額780万Sドル相当の株(約310万株)が配分される。同オファーが140万人の成人国民により全て消化されれば、第2次公募の規模は7億8000万株となり、シングテルの株式資本152億5000万株の5.1%に相当する。政府投資会社のタマセク・ホールディングズは向こう3年間に3億~4億5000万株を私募により処分する方針を明らかにしており、既に市場に流通する13%の株式と合わせると、3年内に総発行株式の21.2%が市場に出回ることになる。政府は中期的にシングテルの25%の株式を市場に放出する方針を明らかにしている。(ST,BT,LZ:8/19)
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