1996-08-19 ArtNo.7262
◆<馬>プルナス管理職4人、過去最大のMBO契約に今日調印
【クアラルンプル】プルバダナン・ナシオナルBhd(プルナス)の上級管理職4人が、過去最大のマネージメント・バイ・アウト(MBO)を通じ、70年代に英系企業等を買収、ブミプトラ経済権益拡大の機関車を務めた国策会社の民営化を実行する。
プルナス・インターナショナル・ホテル・アンド・プロパティー(PIHP)のトゥンク・タン・スリ・シャリマン最高経営者(CEO)に率いられる管理職チームは、Fernrite Sdn Bhdを通じて14億MドルのPIHP買収を実行する。PIHPは現在プルナスにより56%の権益を握られているが、複雑な取引を通じてMBOチームは最終的にPIHPの32%の権益を握ることになる。PIHPは現在クアラルンプル・ヒルトン、プタリン・ジャヤ・ヒルトン、ホリデー・イン・クラウン・プラザ(ジョホール)、コンプレックス・アンタラバンサ、プルナス・インターナショナル、ムナラ・エッソを所有しているが、新株発行を通じてプルナス傘下のプルナス・マイニングSdn Bhd、トレードウィンズBhd、マラヤワタ・スチールBhd、ユナイテッド・マラヤン・フラワー・ミルズBhd等の権益を買収する。これによりプルナスはPIHPの持ち株を75%に拡大する。政府はこの内32%をMBOチームに売却、残りを政府機関や少数株主に分配する。ムスタファ・モハメッド企業家開発相の立ち合いの下、MBOチームは今日(8/19)、関係契約に調印する。シャリマン氏は最近、2000年までにPIHPは営業額の15%を海外投資から得る東南アジアの代表的なコングロマリットになると語った。PIHP株主は、社名をプルナス・インターンショナル・ホールディングズBhdに改めることを既に承認していると言う。(MBT:8/17)
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